チェンマイ大好き・チェンマイ料理大好きなチェンマイノートです。こんにちは!
タイ料理の中でも、野山で取れるキノコや筍・野草を多用するチェンマイ料理がとにかく大好きです。豚や鶏、魚にハーブやスパイスを合わせて、多様な味のバリエーションを創り出すチェンマイ料理の台所。
今日ご紹介する「ハーン トゥン」は、小さな厨房にも関わらず、200種類以上のメニューがあるチェンマイ料理のレストラン。昔ながらのタイ北部の家庭の味を守り、地元チェンマイっ子にもタイ人ツーリストにも大人気のレストランです。
どんな料理があるのかな? 本日もどうぞお付き合いくださいませ。
そして、このチェンマイ料理レストラン『ハーントゥン』が見事《ビブグルマン(行くべき価値のある店)》として選ばれました。なんかうれしいですね!
Contents
チェンマイ料理のレストラン「ハーン トゥン」
北タイの食材をふんだんに使用したチェンマイ料理が食べられるレストラン「ハーン トゥン」。
ハーン トゥンは、チェンマイの流行の発信地チェンマイ大学の辺りにあります。学生・大学関係者が多く居住するエリアなので、ローカルな食堂・カフェ・屋台などが立ち並ぶちょっと面白い一帯です。
チェンマイ中心部から伸びるステープ通りを西へ進み、ちょうどチェンマイ大学の辺りで大学と反対側の南へ向かう路地に入ると、ハーン トゥンです。
ハーン トゥンの地図
ハーン トゥン Han Teung の雰囲気
三角屋根の藁ぶきのレストランです。
三角屋根が並んでいるとかわいい。
創業は2009年、メイン座席のある三角屋根のみ(ひとつ前の写真)だったのですが、少しずつ拡張されて現在の様になっています。
大きな樹を囲んでいくつかの三角屋根があり、その奥に畑があって・・・ 全体でひとつの村の様な印象を受けます。奥の方にはまた何か新しく建築しているようです。なにが増えるんでしょう。楽しみですね。
この大きな樹を正面に据えた席が、私のお気に入りの場所です。
Han teung のメニュー
メニューは200種類以上もあると言うので、選ぶのが大変!
そんな時は、おすすめ(recommended)や、北部料理(Northern Cuisine)のページから選ぶといいですよ。またメニューの巻頭には写真がたくさん載っているので写真からフィーリングで選ぶのもいいですね。
メニューの写真でも確認できますが、ほとんどの料理が約 -50b ととっても良心価格です。気になる料理はどんどん頼んでみましょう。
ハーン トゥンで食べておきたいメニュー
《北部料理のオードブルセット》
北部料理(チェンマイ料理)のレストランでは、たいてい「北部料理のオードブルセット」があります。代表的なチェンマイ料理がちょっとずついろいろ食べられるのでお勧めです。
《貴重なキノコ「ヘットープ」》
北タイで雨季にしか採れない貴重なキノコ「ヘットープ(つちぐり)」は、もし出会えたらオーダー必至です。東洋のトリュフと言われるヘットープは食感の妙と滋味深い風味が素晴らしいキノコです。美味しい出汁をたくさん含んでいるのでただ塩ゆでしたものも、美味しい和食の澄まし汁を頂いた時の様に美味しいのです。炒め物や、スパイシーな北部タイ風スープなどいろいろありますのでお好みで。
《家庭料理としての炒め物とスープ類》
ギムネマ葉( シエンダー菜 )やカボチャの弦、つるムラサキなどを玉子と一緒に炒めた料理は、家庭料理の定番。身体にもとても良いチェンマイ薬膳です。
そして、ゲーンと呼ばれるスープ類。骨付き肉や発酵肉、塩漬けの魚などをベースに野菜やハーブ・スパイスと合わせたスープの美味しさったら! 見た目は地味な料理ですが、食べてみると目がぱっちり開くほど旨味に溢れています。
この日頂いたメニュー
この日二人で注文した全メニューがこちらです。こんなにいっぱい頼んだのに、お会計は全部で -380b 位でしたよ。
《海老醤チャーハン ข้าวผัดกะปิ》
タイの海老醤はガピと言います。海老と塩で発酵させた調味料で、臭さと旨味が逆比例するタイの調味料です。火を通すことで香ばしい香りが立ち風味豊かな味わいになります。
そのガピのチャーハンの美味しい事!!! ぜひ食べてほしいです。
ガピチャーハンはとくに北部料理じゃないけど、まいぺんらいクラップ!
《豚とトマトの煮込みスープ「ナム ニャオ」น้ำเงี้ยว》
北タイ料理の定番、「カノムジン ナム ニャオ ขนมจีนน้ำเงี้ยว」という米麺料理のスープなのですが、私がこのスープが大好きなのでいつも麺なしでスープだけで注文しています。
麺が入るとスープが薄くなるから、と言う理由で♡
それだけこのスープを味わいたいのです。
中に入っているホウキみたいな野菜に驚く方が多いのですが、これは ドークニャオ(チェンマイ弁、タイ語だとドーク ニウ)と言うもので花の雄しべの乾物です。これが入らないとナム ニャオではない!と言われるほど重要な役割を担っている割に、味はほとんどなくて食感を楽しむものとされています。
見た目堅そうですがそうでもなく、サックりした食感です。
アーユルヴェーダではニャオの木は「サイレントドクター」と呼ばれるほど、その薬効が認められています。根から幹、葉、花すべてに薬効があるそうです。
参考 薬効について ‘ ดอกง้ิว ’ 学名:Bombax Ceiba
せっかくなので、ぜひ「ドーク ニャオ」食べてみて下さいね。
花の雄しべを食べるって、なんか楊貴妃とか女王みたいじゃない?
《発酵させた豚の玉子炒め「ジンソム パッ カイ」จิ้นส้มผัดไข่ 》
発酵させた豚のソーセージ「ネーム(タイ語)」。チェンマイ語だと「ジンソム」。北部では豚を発酵させた料理が結構たくさんあります。これもその一つ。もち米とよく合うおかずです。
そしてこれは、タイの居酒屋鉄板メニュー! 炒めたものと、蒸し焼きにしたものがあります。どっちも美味しい♡
飲み屋では、バナナの葉に発酵豚と玉子を一緒に包んで、店先の炭火で焼いてるクラップ!
気を付けて見ていたら、飲み屋の店先にいつもあるのを見つけられるよ!
ที่พลาดไม่ได้#ไหน่หมกแขม#แหนมหมกไข่#เนตรดวงดาว
— Tik Shi Ro Official (@TikShiro) August 2, 2015
จ. #เชียงใหม่ ขายมา32ปี#ตุ๊บอิ๊ดซาดิสซ์http://t.co/Ipt01hU5Jd pic.twitter.com/RYk4lWLcn8
《地鶏とハーブのスープ「ヤム ジン ガイ」 ยำจิ้นไก่ 》
ヤムジンガイは、なんだか日本で流行っているスープカレーの様な味わい。切れの良いスパイシーさが後を引くサラサラのスープ。鶏の旨味とハーブとスパイスの絶妙なハーモニーは、チェンマイ料理レストランに行ったら頼みたいメニューのひとつです。
ハーン トゥン Han Teung のまとめ
タイ北部独自の食文化、昔から伝わるチェンマイの母の味をぜひぜひ味わって頂きたい「ハーントゥン」レストランです。
敷地は、広々しているのでお子さまがちょろちょろ歩き回っても平気。気取らないレストランですから、お子様連れで気軽にお出かけください。
Han Teung の基本情報
住 所 | 63/9 ซอย สุเทพ ตำบลสุเทพ อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200 |
営業時間 | 9:00 ~ 21:00 定休日なし |
サイト | フェイスブック |
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