【お土産におすすめ】世界でも珍しい井戸から採れるお塩|タイ北部ナーン県

【お土産におすすめ】世界でも珍しい井戸から採れるお塩|タイ北部ナーン県

こんにちは、チェンマイノートです。
皆さんは旅先で、必ずチェックするものってありますか? 私は、その土地の「塩」「陶器」「調味料」をチェックするのが長年の趣味のひとつです。

タイの三大陶器であるチェンマイで有名な「セラドン焼き」、そしてタイでおすすめの「調味料」については実はすでにご紹介済み。ぜひこちらをご覧ください。

 

 

そして本日、満を持してご紹介するのは《タイの井戸塩》です。
井戸塩? って聞き慣れないかもしれません。
塩湖だったら ウユニの塩湖や死海など有名な場所がありますが、塩井戸は世界でも数か所しかなく、とても希少なんだそうです。

タイにも”ここにしかない”井戸の塩は『古代塩』と呼ばれています。古代塩について深掘りしていきます。どうぞお付き合いくださいませ。

\チェンマイ市内でこの「古代塩」が買えるお店もご紹介します/

古代塩(井戸塩)について

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タイの北部、ナーン県に塩水が上がる塩井戸があります。

塩井戸のある村は「ボークルア」と言います。タイ語でそのまま《塩の村》と言う意味です。

敷地内の案内によると塩井戸の元は「90億年前にかつて海だった頃の海水が閉じ込められてできた岩塩層」なのだそうです。

地下に埋蔵する岩塩層に雨水などがしみ込み、塩水(塩井戸)となっています。

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90億年って、想像を絶する歴史の長さクラップ!

90億年の歳月をかけて作り出された塩なので、古代のお塩「古代塩」って呼ばれてるんですね。

古代塩の特徴

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\検証/ ナーンの古代塩は、どう美味しいのか?

かつて太古の昔から、近隣の村だけでなく広く中国にまで渡り重宝されていてた「古代塩」は、ボークルアの貴重な財産です。

 海塩と岩塩、湖塩の違い 

海塩は、海水から水分を取り除いた塩でミネラルなどが複雑な味を生み出しうま味の素になっていると言われています。

岩塩は、かつて海だった地域に海水が取り残されそれが干上がって塊となっているものです。一般的に塩分の強い塩と言われています。島国の日本ではあまり普及していませんが、世界的には一般的なお塩と言えば岩塩です。

湖塩は、ウユニ塩湖の様に塩分を含む湖から作られる塩。干上がって岩となる前の湖水から作られる湖塩は海塩と岩塩の中間の性質を持ちます。

実は井戸塩は、上記のどれにも属しません。

岩塩が地下茎で水に溶けたものなので「岩塩」の仲間と見受けられることが多いのですが、岩塩が一度水に溶けてから塩化させたものは、どちらかと言うと海塩に近い性質になるそうです。

海塩と井戸塩の味の違い(成分の差)の文献を探し回ったのですが、日本語はもちろん英語でも見つけることが出来ませんでした。すみません。

\結論/ 太古の昔から珍重されたナーンの古代塩は、おいしい。

タイの言葉で「料理の腕がなくとも、良い水と古代塩があれが美味しい料理が出来る」と言われているそうです。

データで検証できないのは残念ですが、古代塩が美味しいお塩だって事は間違いないクラップ!

海水には約3%の塩類が溶け込み、その中の約80%が塩化ナトリウムで、残りの20%が塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カリウムなどです。 イオン交換膜式以外で作られた塩は、海水中のマグネシウムやカリウムなどが微量ながらも残っていて、マグネシウムは苦味、カリウムは酸味、カルシウムは甘味となり、ナトリウムの塩辛い味に絡み合って複雑な味わいを醸しだしているのです。

塩のはなし

感覚的な話で申し訳ないですが、古代塩は甘みとまろやかさが感じられますよ! (今後も継続して古代塩の成分を探して、分かり次第記載しますね。)

チェンマイで古代塩が味わえる・買える場所

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チェンマイ旧市街の古民家カフェ「アムリタガーデン」では、料理に使用する塩はすべて古代塩との事。特にお結びや漬け物・梅ぼしの仕込みに古代塩は最大のパワーを発揮してくれるとオーナーのmakikoさんが仰っていました。

アムリタガーデンのご主人がナーン県のご出身で、ご家族の方が古代塩をチェンマイまで運んでいるのだそうです。

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アムリタガーデンでは、お土産向きに小分けしたした古代塩を販売しています。
100ℊ:20B、 250ℊ:50B

実はボークルアで買ったままの古代塩は、釜のゴミの混入やニガリ抜けの足りない状態のものが多いため、乾いてきれいな部分のみをお土産用に販売しているとの事です。
ちなみに、そのままのお塩は業務用として1キロ:80Bで販売可能だそうです(事前に予約がベター)。

小さめの袋に入ったお塩って、お土産に最適!
お料理好きにはもちろんおススメだし、そうでない方も入浴剤代わりに無駄なく使えるのがグッド。傷む心配もないから、お土産の定番です。

ヨウ素添加について

現地ボークルアで古代塩を買うと指定しない限り「ヨウ素添加塩」が販売されています。アムリタガーデンでは「ヨウ素不添加」の古代塩を販売しています。

※ヨウ素は海藻を食べる習慣のある日本人には添加する必要がないと言われています。
※タイでは、塩にはヨウ素の添加が標準化されています。

井戸水から古代塩が出来るまで

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さて、ここでボークルアの井戸水から古代塩が出来る様子をご紹介します。
↑こちらが、ボークルアにあるメインの塩井戸です。

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中を覗くとけっこう深いです!

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塩井戸からくみ上げられた塩水を、釜で炊きあげて水分を飛ばし塩に仕上げていきます。この工程は24時間かかるそうです。何千年も変わらぬ製法で、じっくりと塩が作られます。

また雨季の間は、塩を乾燥させられないので塩づくりはお休みになります。

ボークルアの塩井戸は、井戸の周りに数か所、こう言った釜炊きをしている場所があり中へ入って近くで見学することが出来ます。(無料)

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変わらぬ製法を守り続ける村自体も、タイムワープしたような長閑な場所で観光で訪ねてみるのにおすすめクラップ!

塩井戸の周りには、塩の販売店、カフェやクィッティオ屋などもあるクラップ!

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出来がった古代塩は、その場で購入できます。結晶塩や、ソルトスクラブなども販売していますよ!

この塩をまわりにまぶした茹で卵を食べたんだけど・・・「え?」
玉子に塩味は染みていませんでしたwww アメージング!

塩井戸のあるナーン県ボークルアの場所

ナーン県はタイ北部の県の中ではもっとも東に位置し、ラオスの国境に接しています。チェンマイから行くにはバスがメインの交通手段となり、乗車時間は約5時間です。

ナーンのバスターミナルから、さらに山奥へ約90キロ進みます。

道があまりよく整備されていない箇所も通るので、実際の距離以上に遠く感じます。がその分、到着した時の感動が大きいです!

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ナーンのバスターミナルから、ボークルアまでの道のりの地図です。参考にしてください。

ボークルアの古代塩のまとめ

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古代塩は、タイ人にプレゼントしても喜ばれる貴重なお塩です。地元の人が喜ぶものなら、品質や味に定評がある証拠になりますね。

ぜひ、タイのちょっと珍しいお土産に「ナーンの古代塩」いかがでしょうか?

古代塩が買えるショップ

チェンマイ全体のマップについてはこちらをご覧ください。

住 所2/1 Soi5, ถนน สามล้าน Prasing, อำเภอเมืองเชียงใหม่ 50200
営業時間11:30 ~ 21:00  日曜定休
サイトフェイスブック

※タイ語の住所はグーグルマップからのコピーしています。もともとが誤っていたり、この住所だけでたどり着けない場合もありますので事前にご自身でよく確認してください。

2件のコメント

  1. いつも拝見しています。
    Amitaの塩のファンです。 
    来年ボーグルアに行きたいと考えているので、詳しく説明していただき、ありがとうございます。

    1. 西大路さん、ありがとうございます!!! アムリタ塩のファンだとは♡さすがです。
      ボークルアに行く予定があるんですね。素敵な旅になります様に٩( ‘ω’ )و

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