昔から旅に出ると必ずチェックするのは、ご当地の食器と塩という私です。こんにちは、チェンマイノートです。
・・・そんな私がとうとうタイの三大陶器、チェンマイが誇る『セラドン焼き』についてレポートしますよ ٩( ‘ω’ )و
本日もどうぞお付き合いくださいませ。
Contents
セラドン焼きとは
セラドン焼きの歴史
タイの三大陶磁器として、ベンジャロン焼き・ブルー&ホワイト(パイナップル柄)・セラドン焼きが挙げられます。
セラドン焼きは、タイ北部チェンマイで作られている陶磁器です。その歴史は15世紀頃が起源だそうで、700年以上伝承されている焼き物なんですね。土や灰に含まれる鉄分が高温・低酸素で焼成されることでこの美しい緑色が生まれるのだそうです。伝統的な製法のセラドン焼きは自然の発色、ナチュラルカラーとなっています。
セラドン焼きの特徴
セラドン焼きは青磁器の種類の中のひとつ。透き通るような淡いグリーン~ブルーの落ち着いた色をしていて、表面のひび(貫入:かんにゅう)があるのが特徴です。
セラドン焼きの独特な美しい緑色は「セラドングリーン」と呼ばれています。ここ10年位の間に作風が進化して、青みのあるセラドン焼きや白いセラドン焼きも誕生しています。
チェンマイのセラドン工房直営ショップ
チェンマイ市内のセラドン焼きの工房&ショップをご紹介します。いずれも歴史あるセラドン焼きの工房です。
最初にご紹介するのは、チェンマイ東部のサンカンペーンにある《サイアム・セラドン》と《バーン・セラドン》、そして超高級セラドン焼きの《チェンマイ・セラドン》、そしてチェンマイ旧市街の中にあって行きやすい&オリジナルオーダーもできる《メンラーキルン》、以上4店舗のご紹介です。
サイアムセラドン Siam Celadon / Raming tea house
サイアムセラドンは、サンカンペーンに工房&ショップ、そしてチェンマイ市内中心部ターペー通りにショップ&カフェ「ラミンティーハウス」があります。
ツーリストには、カフェ併設の市内の店舗が行きやすくておススメです。
1978年創業。伝統的な技法を継承していて、天然成分のみを使用しています。一般的にセラドン焼きは、食洗器や電子レンジでの使用不可ですが、サイアムセラドンの食器は独自の技術でそれらの使用を可能にしています。
サイアムセラドンは、伝統的だけどカジュアルなデザイン。
友人の結婚祝いに、セラドン焼きのお椀と箸置きのセットなど、私の中でお気に入りのギフトです。
ショップ&カフェ「ラミンティーハウス」の地図
サンカンペーンの工房&ショップの地図
バーンセラドン Baan Celadon
サンカンペーンのバーンセラドンとサイアムセラドンは、車で5分程度の距離にあります。サンカンペーンまで足を運ぶなら、両方行ってみると良いと思いますよ。
両者の違いは・・・バーンセラドンの方が緻密な絵付けが多く、サイアムセラドンはセラドングリーンを活かしたプレーンなデザインが多い印象。デザインが凝っている分、バーンセラドンの方が少し高い価格帯です。
タイの三大陶器の二つを掛け合わせた「 Benja-Celadon」は、ここだけのオリジナルのシリーズ。まるで静と動の様な、対比あるデザインが目を引き付けますね。
バーンセラドンの地図
チェンマイセラドン Chiang mai Celadon
絵画の様に美しく、素晴らしい芸術のチェンマイセラドン。
チェンマイで、セラドン焼きというと上記のサンカンペーンの2つが挙げられることが多く「チェンマイ・セラドン」は比較的マイナー?無名な印象です。
チェンマイセラドンの工房は、ドイサケット地区にあります。まるで公園のような広い敷地に工房やショップがあって、お出かけスポットとしても良い雰囲気です。
なぜにあまりポピュラーでないのか。。。
超・高級セラドンなんです、こちらチェンマイセラドン。このティーポットのセットは、28,000thb(約10万円!)。庶民には手が出ない価格帯です。
マグカップとか、比較的この中では安めのものもありましたが、全体的に高級でした。ただ素晴らしく美しいので一見の価値があります!
チェンマイセラドンの地図
メンラーイキルン engra Kilns
メンラーキルンはチェンマイ旧市街にあって品質・デザイン・サービスが揃ったチェンマイノート的イチオシのセラドン焼きの工房&ショップです。
メンラーイキルンについては、こちらで詳しく書いています。
メンラーイキルンの地図
チェンマイのセラドン焼きアウトレットショップ
カサマ kasama
カサマストアは、ニマンヘミン通りにあるセラドン焼きなどの食器屋さんです。
行きやすいし安めの価格設定なので、立ち寄ってみるのに良いお店です。
セラドンカラーの葉っぱやハスの花がモチーフの食器がおススメです。
が・・・ニマンヘミンと言う場所柄、伝統的なセラドン焼きと言うよりは売れやすい(売れ筋の)食器を取り揃えている印象があります。
先ほどの葉脈柄のお皿の上段には、この写真の通り《日本の食器》が販売されています。この和食器について詳しく調べていませんが、近年チェンマイでは日本のセカンドハンドショップが流行っていて食器の取り扱いが多いので、ひょっとしたらこの和食器はそういったセカンドハンドかもしれません。
日本の食器を見慣れた皆さんだったら「和食器とタイ食器くらい、見分けられるよ」とおっしゃると思いますが、こちらの写真ご覧ください。
ブルー&ホワイトの食器。このまる皿は「kasama」オリジナルです。
一緒に並んでいるこちらの角皿、裏を見ると日本製の様です。いろいろ取り混ぜて陳列されています。
タイで、タイの食器と思って買ったものが、日本の中古食器だったら・・・ショックです。
セラドン焼きやタイのブルー&ホワイト(パイナップル柄)がどんなものか、少し予習してからショッピングに行った方がいいですね。
カサマストアの地図
番外編:セラドンではないけどチェンマイで超人気の陶器工房
プレムプラチャ prempracha collection
チェンマイのおしゃれなカフェで使われている食器が気になったことはありませんか?
「プレムプラチャ prempracha collection」の陶磁器が使用されていることがおおいんですよ。こちらの工房もサンカンペーンにあります。
▽チェンマイ旧市街のカフェ「Old house cafe」では、プレムプラチャの食器がセレクト販売されています。
私もプレムプラチャの食器が大好きで、年に一度あるセールの時に少しずつ買ってコレクションしています。
気になる価格帯は、大皿が500B位 ☞ セールだと200B位になります。小皿やマグなど、20B位から商品が並びます。
このセールは毎年12月に開催されて、なんとなんと世界中からバイヤーが集結する大セールとなっています。セール情報を知りたい方は、プレムプラチャのフェイスブックページをフォローしてチェックしましょう。
プレムプラチャの地図
まとめ:チェンマイのセラドン焼き
チェンマイのセラドン焼きのショップについて、まとめてみました。
独特の落ち着いた色調の食器は、セットで使っても単品で合わせてもしっくり馴染むので使いやすいですね。高級感があるので贈り物にも適しています(重い点を除けば…..)。
セラドン焼きの食器は、厚みがあって丈夫なので長持ちです。旅の思い出に食器を買ってみるのも良いですよ♡
今日ご紹介したどの工房も海外発送に慣れているので、もしたくさん買いたい時はショップで梱包・発送(保険付き)してもらうと安心です。
毎日の食卓に、思い出&お気に入りの食器を添えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
▽タイの食堂で使っているような食器を売っているお店|チェンマイ
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