注意喚起【海外旅行】現金がおろせない悲劇について解説します。

こんにちは、チェンマイノートです。
今年のチェンマイは雨季なのに雨が少なくて農家さんが心配です。

さて先日、チェンマイ在住の友人のゲストハウスに遊びに行ったら・・・
キャッシングが出来なくて現金がなくて困っている日本人に遭遇。

皆さん信じられないかもしれないけど、この事態、本当にしょっ中、遭遇するんですよ。

現金を持ち歩かず、現地で引き出そうと言う安全策を講じたがための落とし穴!( ノД`)シクシク…

今回のキャッシングが出来ないケース

 

30代、日本人女性。海外旅行歴は多く、今回は数か国を2カ月かけて旅行の予定。3か国目でタイのチェンマイ→知人のゲストハウスへ。

今回の旅行に持ってきたクレジットカードは2枚。キャッシングが出来るように設定済みのカードは1枚。もう一枚はショッピング専用。

そのカードで昨日、現金をATMで引き出そうとしたら出来ず。
出来なかったので、なん箇所かのATMで試したけど出来ず。。。

先ほど、試しにそのキャッシングが出来なかったカードでショッピング決済をしてみた(ゲストハウスの友人の好意)のですが、「承認できません」と表示されて万事休す。。。



皆さん、何度も言いますよ!

海外旅行(しかも長期)には複数のカードを用意してくださーーーい/

それぞれの限度額は低くて良いので、複数の手段を用意しましょう。

3~4枚、用意しておいた方が良いわね。

危機状況から解決するまで

今回の女性は、二カ月位の予定で数か国を旅行する予定で旅立ちました。
タイは3か国目。二か国目のベトナムで一度、タイについて二度目のキャッシングは無事にできていました。

その2週間後に、3回目のキャッシングをしようとATMにカードを入れたところエラーが起こり、カードの状況がおかしいと気づいたとの事です。

その時の手元の現金は100b以下(300円程度)だったそうです。

手元にお金がなく、おろせる見込みがない・・・とても不安な時間が経過します。

結果的に、今回の女性は運よく日本人経営のゲストハウスに泊まっていたので、オーナーの助けによって《停止状態を解除 》 する ことが出来ました。

彼女の場合のアンラッキー

日本の携帯電話は解約していて、自身が保有する電話番号がない状況

電話を掛けられない=どうすればよいかわからない=パニック とかわいそうな状況でした。しかも、このことがこの不運を生み出した原因だったのです。’

  • タイから日本のカード会社へ問い合わせコールするには、国際通話登録をした電話番号からしかかけられない
  • タイ在住の日本人オーナー含めスタッフの誰もが国際通話登録をしていなかった
  • クレジットカード(もう一枚のカードはショッピングは可能だった)でSIMを買って自分で電話することも考えたが、国際通話登録の壁を考えて断念した。
  • 公衆電話からかけるにも現金を持っていなかった
  • そもそも国際通話できる公衆電話があまりない

約3時間くらいかけて、日本人オーナーの電話番号の国際通話設定が完了した

日本のカード会社のコールセンターに繋がって、約45分の電話やり取りの上、無事解除成功!

なんでカードが停止していたの?《 こんな状況になっていました》

  • 1-短期間に複数国でキャッシングがあったので、不審な動きと判断され、カードのセキュリティが発動した
  • 2-その際、カード会社に登録した電話番号(日本の携帯番号=解約)にカード会社から連絡したが、繋がらなかった
  • 3-該当カードの機能を全面停止した

知らない内にカードが止まると驚くわね。
でも、連絡先の電話番号が有効だったらカードが止まることはなかったのよね。

今回の教訓

 

海外旅行中も 重要なメールや電話を 逃さない様にしておくべきね。

確かにね。
\そして、このことも声を大きく皆さんへ伝えたいわ/

皆さんに知っておいてもらいたいこと

  • ATMでエラーが出た時は、深追いしない(何度も繰り返すとカードがマシンに吸収されることがあります)
  • 出来るだけ銀行の前にあるATM機を利用する(万が一、カードが吸収されても解決が早いです ←重要)



海外で現金が足りなくなった時の対応策

 

❶日本にいる家族や友人から国際送金してもらう。

受け取りまで時間が掛かりますが、渡航先に口座を持っていなくても海外送金を受け取る方法があります。(例・ウエスタンユニオン社など)

海外送金を受け取るには、次の条件が揃っているか確認しましょう。

  • 日本にいる家族や友人が協力(手順を理解)してくれる状況にある
  • 滞在地に、国際送金を受け取れる機関(該当銀行など)がある。あまりにも田舎だったり僻地では受け取り不可な場合もあります。
  • 受取日まで待っていられる、旅程に余裕がある
  • 受け取りまで耐えられる状況にある(宿がある・食事がある)

❷現地にいる信頼できる人に日本国内の口座間で振り込みをして、該当の外貨を引き出してもらう。

もし現地に信頼できる人がいたら、日本のネットバンクなどを利用してその人に振り込みをするという方法もあります。振込み確認後、該当金額分の外貨をその人に用意してもらうとう方法をたまに見かけます。

振り込んだ金額 ≒ 外貨でもらう金額

為替レートや引き出し手数料を考えると10%位は、目減りするかもしれません。また御礼なども必要となるでしょう。そのあたりの事も忘れずに! 

残念ながら、海外では日本人同士での詐欺被害も多く耳にします。寸借詐欺などの被害にあわない様、ご自身でしっかりご注意ください。

当人同士の信頼関係があってこそ可能な方法です。トータル的にはあまり推奨しない方法です。

❸現地の日本大使館・日本領事館に相談する

現地の日本大使館・日本領事館で何らかの支援を得られる場合(国際送金の仕方を教えてくれるなど)もあるそうです。
ただ、こう言った支援は貴重品一式を盗難にあったなどの緊急対応が前提なので、単に現金やキャッシングの準備が少なかったという理由では、何かしてもらえると言う期待は持たない方が良いかもしれません。

しっかり準備しよう!備えあれば憂いなし

 

今回の女性は、運よくカード機能の復帰が出来ましたが、それでも不安な思いや時間のロス・多大な労力を無駄にしました。

そもそも、現金が足りなくなるという事態を起こさないことが一番大事だと思います。

海外旅行のキャッシングの準備

旅行に持っていくクレジットカードが海外キャッシング対応になっているか、限度額は妥当に設定されているか、確認しましょう。

年会費無料で海外旅行傷害保険付きのカードを作っておくといいですね。

調べてみたら、以下のカードは海外旅行保険が無料でついてくるので人気だそうです。

◎エポスカード
◎楽天カード

複数枚保有すると補償内容は更に手厚くなる

今回紹介した海外旅行傷害保険付きのクレジットカードを2枚、3枚と保有した場合に、実は重ねて複数の保険に加入したことになります。

1枚保有:1枚分の保険が適用される
2枚保有:2枚分の保険が適用される
3枚保有:3枚分の保険が適用される
もちろん1枚のクレジットカード加入だけでも充分な海外旅行保険の補償内容ではあるんですが、大きなトラブルに遭遇してしまった場合や渡航先で重病にかかってしまった場合には不十分なケースもあるので、心配な方は2枚、3枚といった保有を検討する価値はあることでしょう。

より手厚い補償を受けられるはずです。

クレジットカードの読みもの

海外旅行用のプリペイドカードの準備

自分でチャージしたお金を海外ATMで引き出せるプリペイドカードが便利です。

調べてみると、VISAカードやマスターカード、セゾンカードから海外旅行用のプリペイドカードがあるようです。

クレジットカードを何枚も作るのが不安な方は、こういったプリペイドカードを海外旅行用に用意すると良いと思います。

世界中で使えるVisaプリペイドカード「MoneyT Global」
世界のマスターカード加盟店で使える「Manepa card」
クレディセゾンの「NEO MONEY」

プリペイドなので使い過ぎなどの心配がないわね。
帰国後の返済も不要だし♪

まとめ

 

特に準備不足だったわけでもないのに、不運が重なって「現金がおろせない」という状況が起こりやすい事、分かって頂けたでしょうか?

長年、海外に住んで日本人ツーリストと出会う機会がありますが、年に3-4人はこう言った状況の方に出会います。

せっかくの旅行時間を対応でロスするのはもったいない٩( ‘ω’ )و
事前準備でばっちり対策! 備えて素敵な旅行を楽しんでください!!

最後までお読みいただきありがとうございます。



マネパカード

2件のコメント

  1. 現金を調達できないと困りますね。私は15年前にシリア(まだ安全だった時代)でしくじりかけました。ATMでのキャッシング、ドル建てトラベラーズチェック、日本円の両替もダメ、クレジットカードでの支払いもだめで・・・ドルキャッシュもなし。レバノンから陸路で入国する前に両替してしていなかったら完全アウトでした。途中で手持ちの現金が心細くなり、幸い少し余っていたレバノンの通貨を両替してヨルダンに陸路で抜けるまで何とかしのぐことができました。以来中東へ行く際はドルキャッシュを忘れずに持って行くようになりました。

    1. えー、それは大変な体験をされましたね。もっと昔のことかと思えばそこまででもなく・・・
      やはり、いつの時代も旅には慣れたり・油断することなくその上で楽しみたいものですね。いつも、ありがとうございます!

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