インタビュー&文 YUMI
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Zweed n’ Roll って?
現在、バンコクのインディー音楽シーンで急成長をしているスローコア・オルタナティブロックバンド Zweed n’ Roll 《 スイート・アンド・ロール 》
7月に日本ツアーとして初来日。関東3ケ所、関西2ケ所と計5ケ所で演奏。
《チェンマイライブの情報はこちら》
Zweed n’ Roll インタビュー
そして8月にはチェンマイでライブがあるとの事なので、チェンマイノート特派員であるわたくしYUMIが、日本ツアー中にボーカルのPat(パット)とギターのPoon(ポン)にインタビューしました。
Zweed n’ roll 結成について
こんにちわ。サワディカー。宜しくお願いします。
では早速質問していくね。
・バンドの結成はいつ?
・5人メンバーだよね?
・みんなの名前も教えてください 。
(YUMIは、以下「=」と表示します)
結成は2012年だね。
メンバーは、ボーカル&ギター Pat(パット)、ギターPoon(ポン)、ギターMin (ミン)、ベースNew (ニュウ)、ドラムTun(タン) の5人だよ。
(min君は腰を痛め今回来日出来ず。彼が作った曲「diary」を演奏する前にpoonが毎回、次の曲はもう一人のメンバーminがつくった曲だけど今回腰を痛めてこれなかったので、この曲は彼のために歌います。とMCを入れてから演奏してました。)
= 結成時からずーっと同じメンバー?
Pat&poon うん! そうだよ。ずっとこの5人でやってる。
= どこで出会ったの?
Pat メンバーみんなバンコクの大学の音楽科で勉強してたの。
そこで出会ってバンド結成したのが2012年だから、、今年で7年目だね。
= 最初のライブはどこでしたの?
Pat&poon playyard by studio bar 、今はもう閉店しちゃったんだけどね。
(バンコク、ラップラオにあったライブバー&レストラン
実力派のインディーバンドや日本からのバンドが演奏していた。タイのインディーバンドのあこがれの箱でもあったが2019年3月閉店)
= どうやってバンドは大きくなっていったの?
Poon 最初はplayyardのオーデイションにいったんだよ。僕達はそこで毎週演奏したかったんだよ。お金もそこで稼ぎたかったしね.
=あータイでだとお店で固定バンドとして演奏できたら仕事にもなるもんね。
Poon そうそう、でも最初のオーデションでは受からなかったんだよ。
Pat 私たちその頃はバンドとして演奏はじめてすぐのビギナーだったし、なによりも、すごく若かったからね(笑)
Poon それから5ケ月後、british iconっていうイギリスのバンドの曲ばかりを演奏するイベント
がplayyardであるので、cold playの曲を僕たちは選んでbritish iconのイベントに出るためのオーディションにいったんだ。そしたら受かったの。で、イベントで演奏したらお客さんの評判もよくて、お店の人にもOKを貰いplayyard でライブするチャンスを得れたんだよ。それからは毎週playyardで演奏してたんだ。
Zweed n’ Roll の曲作り
= 歌詞はだれが書いてるの。
Pat 私!
= 歌詞の内容は実話?それともイメージで書いてるの?それかミックスして書いてる?
Pat うーん、実話もあるし、ミックスもあるよ。
= どんな音楽がすきだったの?で、どうして音楽をやるようになったの?
Pat オールデイーズがすきだった。両親がアメリカンオールデイーズのレコードをずっと家でかけてたからそれを聴いて育ったの。
で、成長してから大学にはいって、そこで出会った友達達の影響を受けてブリテッシュロックをきくようになったの。オルタナティブね。ラジオヘッド,コールドプレイ,オアシス ,クランベリーズとかね。
= バンドメンバーみんなおんなじ音楽がすきなのかな?poonはどう?
Poon みんな違う音楽がすきでジャンルも違うの好きだったりもするけど、オルタナティブ、ブリテッシュロックを好きなのはメンバーみんな一緒。
=そっか。その辺りをカヴァーしてからそれからオリジナルをつくりだしたんだね。Zweed n` Roll として最初にできた曲はどの曲?
Pat 最初にできた曲は<December>
= ミュージックビデオもあるよね。あれはだれがつくったの?私あのvideo大好きですごく興味があるの。
Poon ぼくのお兄さんだよ。兄さんは映像作家なんだ。
= へーーー!そうなんだ。あのvideoにでてる女の子はだれ?えーと、、、ずっと話すことがない(笑)
Pat (笑)あーともだち。私のともだちだよ。
= このvideoのストーリーはどうやってできたの?なんで救急車なの?おわりが悲しいでしょ?歌詞の内容とはちょっと違うよね?
Pat うんうん。本来あの曲は、、わたしと恋人との1年目の記念のために書いた、、、
Poon ラブソング!
Pat そうラブソング。でもPoonのおにいさんがミュージックビデオのシナリオを考えてるときに、poonのお母さんが心臓の発作おこして救急車で運ばれたんだよ。
そこからお兄さんの中でミュージックビデオのストーリーができてあの仕上がりになったんだよ。
Zweed n’ Roll のファンについて
=ファンは10代がおおいのかな?FBとかみてるとそんな印象があるんだけど?
poonそだね、、、、10代はきっと多い、でも色んな年代のファンがいるかな。
= わたしが思ったのは、 Zweed n’ Roll の音は私くらいの年代、30代、40代の洋楽を聴きこんできた人間にとってははなんか懐かしくも感じれる音なのね。もちろん新しくもあるけど耳になじんで心にすごく響くの。
Pat そっか。。。10代のファンが一番多いかもだけど幅広い年代のファンがいるね。
Zweed n’ Roll からYUMIへ逆質問
Poon なんでyumiは僕たちの事を知ったの?
=ツイッターで Zweed n’ Roll 来日ツアー情報を誰かが書いててそれで知ったの。実は、、私バンコクに住んでた10年ほど前以降の新しい音ほぼきいてなかったのね。so::on dryflowerレーベルが本当にすきでgooseやdesktoperror を最期に自分のなかでストップしてた。でも、ツイッターでZweed n` Roll の事知って曲を聴いてみたらもうびっくりして。。一気に好きになってさ、今日でライブ来るの3回目だよ。(笑)
Poon そっかそっか。日本の人ってツイッターで情報得るのかな?
=かな?あとはyoutubeやブログかな。タイ音楽の情報はまだまだ少ないね。
Zweed n’ Roll の活動
=今はバンコクをメインに演奏してるよね?チェンマイにもよくライブをしに行くんだよね?
Pat うん。バンコクがほぼメイン。チェンマイには年に何回か行くね。次は8月21日にいくよ。
チェンマイの、えっと、LISMバーだね。
=バンコクとチェンマイでの客層はちがう感じ?
Pat おんなじ感じかな?
Poon ちょっとちがうかな。10代の客層がちょっとちがう。服装とか、、お店によってもかわるけど、バンコクよりは全体的にリラックスしてる感じ
= チェンマイではオリジナルソングを演奏するの?カヴァー曲もする?
Poon うん。ほとんどがオリジナル曲。でもカバーもするよ。1,2曲ほどかな。
= 洋楽のカヴァー?それともタイのバンド?
Pat タイのバンドだね。Greasy cafeって知ってる?彼らの曲をカヴァーするよ。
Zweed n’ Roll の初来日ツアーについて
=日本に演奏に来たのは初めてだよね? 日本での演奏はどう?
Pat & poon エキサイティング!!!!
Pat サウンドシステムがすごいね,
Poon うん。完璧。問題もまったく起きないし。時間もきっちり始まるね。
=あはは~そうだね。タイでだと、機材トラブルしょっちゅうあるし、時間変更や、へたしたら日程変更もあるもんね。
Pat&poon うんうん。そうそう!
=日本での日本の人の印象はどう?どう感じた?
Pat うんうん。いい。すごくいい。道をきいてもすぐ教えてくれるし、英語が話せなくても、一緒にその場所までの道を一緒に探してくれたりしてみんな親切。
= 日本のカルチャーで好きなものってなに? 音楽でも、例えば漫画でも。
Pat ! 漫画! 20世紀少年とワンピース。
Poon 僕は音楽。東京のfever で対バンしたmouse on the keysがすごくよかった。好き。
= mouse on the keys はバンコクでもライブしたんだよね?
Pat&poon そう!バンコクでも一緒だったよ。今回の来日も元はFEVERツアーだしね。
Zweed n’ Roll の日本での夢
=おっけい。では最後に、、日本での夢はある?
Pat えっ?寝るときにみるやつ? 昨夜なにみたかな?
=(笑) 違う違う~! 日本でやりたいこと。例えば、、サマーソニックに出たいとかさ、、、
Pat あー! フジロック!
Poon サマーソニック!
=!!でれたらいいね!今日はありがとう!
インタビューを終えて
~私達はずっと音楽が好きで、音楽の勉強をしてきて、音楽を聴いて、演奏して、音楽をひたすら愛してる。音楽がわたしの人生そのものなの~
とインタビュー後にパットが言っていて、ああ。やはりこの人は歌うことを使命として生まれてきた側の人間だな。と思いました。
彼らの演奏は、全ての音、言葉をひたすら大事に奏でていて、私は日本での5公演のうち3公演行きましたが毎回ひたすら聴き惚れ、見惚れてました。
《 タイ音楽 》というくくりだけでなく、もっと幅広い音楽ファンに彼らの音が届くことを願います。
インタビュー&文 YUMI (佐々木由美)
関西出身。施術家。おなかの緊張をほぐし、身体と心をつなぐエネルギーワークを主とした施術をしてます。
10代はエッグプラントやベアーズにライブを観にいく事だけを楽しみに生きる。
2004年頃より数年間バンコクに滞在中、現地採用として働いてるときに バンコクのレーベル so::on dryflowerの存在を知りライブ通いが始まる。
現在は宝塚にある自身のサロンを拠点に東京やバンコクでも施術&講師業などしてます。
その時の場の力、精神状態、音など全てが融合し産まれるかけがえのない瞬間,時空を味わえるというのがライブも施術も同じでどちらも本当に大好きです。
Photo by Nattanich Chanaritichai
IG: mochafe
FB page: Nonsense1992