ランナー王朝のあったタイ北部は、伝統療法の宝庫。
こんな治療法は聞いた事がありますか?
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- 聖水による除霊
- 雷に打たれた木槌によるマッサージ療法
- 火にかざした足で踏むマッサージ
- 塩壺の温熱療法
- ボーンナイフ療法 などなど
聞きなれない変わったものがたくさんありますね。
言い伝えによると、これらは仏教医学やアーユルヴェーダの影響を受けて伝来し、タイ古式医学として発達してきたものだそうです。
この内、手技のみがピックアップして各地方で秘儀として伝承されてきました。そして、今日なお、チェンマイではこう言った伝統療法を受けることができるのです。
街でよく見る「タイマッサージ」ではない「タイの伝統療法」に注目してみましょう!
トークセン/木槌マッサージ
木の”槌(つち)”と”杭(くい)”で、トントンと体に刺激を与えます。トーク(叩く)セン(エネルギーライン)と言う意味です。
木で叩かれる振動が体の中へ振動として伝わり、不調や不具合を調整すると言われています。筋肉のほぐしたり、神経へ働きかけ麻痺やしびれを軽減したり、数々の愁訴に有効です。
チネイザン/気内臓療法(腹部マッサージ)
気功療法の一つであるチネイザンは、中国で発祥しTAO(道教)に伝わりました。お腹に触って、気を送り、内臓を本来の状態にすると言われています。内臓が正しい状態にあると、感情や体調・体質もあるべき状態に整うことから「チネイザン」の人気が年々高まっています。チネイザンについてのもっと詳しいページはこちらです。
ヌントーン・ユーファイ/塩ポットの温熱療法
タイ北部の特に東の方で伝承されてきた伝統療法です。素焼きのポットに粗塩を入れて、200度位にまでに温めたものを布で包んで体に当てます。ヌント―ン療法全体を指し、ユーファイは産後の女性の回復期に行われるものを意味します。体の芯まで温まり筋肉を緩めるとともに、毒素を排出させ、ダイエット効果も期待できるのだそうです。
ジャプーヒーリングやボーンナイフなど
深刻な症状を抱える人のための、タイ古式代替医療(呪術や薬草、独特のマッサージ療法やヒーリング)を行っていたところ、いつしか人々に感謝されて、仏像のドネーション(寄付)などがあり、お寺でないのに寺院の体裁となった場所「サラー寺院」。
タイ人の女性(パチュリーさん)が、ジャプー(神様)をチャネリングして、悩みなどにもこたえてくれるため、チェンマイでマッサージを習う日本人の間でも有名になっています。
場所は、チェンマイ市街から車で40-50分ほど。目印となる近くのお寺「ワット・ナムチャム」と混合されることがありますが、別のものです。
パチュリーさんに必要と判断された場合、敷地内で行われている各種伝統医療、代替療法を受けられます。
奉仕してくださる方への感謝と、サラー寺院の存続のためにお布施をしましょう。目安は、500-1000b
各施術の予約先等情報は、現在まとめの最中です。もう少しお待ちくださいませ。
※2019年4月30日追記:チネイザンの予約サイトを付け足しました。